夏目漱石『門』の流し読みをした。 - 世川行介放浪日記
夏目漱石『門』の流し読みをした。改稿作業は進んでいるが、根が表現力に乏しい男なので、正直、疲れる。いま、午後5時半だが、できるならひと眠りしたいなあ、という気持ち。息抜きに、夏目漱石の『門』の文庫本を、ペラペラとめくった。僕は、夏目漱石の小説の中でも、『それから』、『門』、『こころ』を、愛読書としてきた。一番何度も読み返したのは、『それから』だったが、他の二作も、何度も読み返してきた。どれも優れた小説だ。あれらを現代仮名遣いで読んだら、今のそこいらの小説群などすっ飛んでしまうくらいに新鮮な表現と文体に、文学好きの若い人たちは感動するだろう、と思うが、本当にそうなのかは、僕にはわからない。ただ、日本の近代小説は、文学を除いては、漱石の小説群を基盤として書き継がれて来たような気がしていて、明治期にこれらを書いた夏目...夏目漱石『門』の流し読みをした。
夏目漱石『門』の流し読みをした。 - 世川行介放浪日記
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